大阪来てなキャンペーン」の盛り上げに
11月25日(土)、快晴に見舞われた大阪府・大阪市に位置する中之島。冬の肌寒さもどこ吹く風、「NAKANOSHIMA CIRCUIT」が開催された中之島公会堂周辺には早朝より多くの見物客が集まった
「NAKANOSHIMA CIRCUIT」は、国内外から大阪を訪れる人々に府内での滞在や周遊を楽しんでもらうことを目的とした「大阪来てなキャンペーン(構成団体:大阪府、大阪市、公益財団法人大阪観光局)」が主催するイベントのひとつ。25日は、レーシングカー6台のデモランが行われるということで、世界中から多くのスーパーカーファンが訪れたのだ。
世界で32台の超スーパーカーも走った!
デモランした顔ぶれはフェラーリ「599XX EVO」をはじめ、マクラーレン「セナGTR」やアウディ「R8 LMS」、ランボルギーニ「ウラカンSTO」フェラーリ「488GTE」など、スーパーカーの域を超えた超ハイパフォーマンス車や純レーシングカーばかり。
大阪市立中央公会堂から中之島通を往復するのが今回のルート。決して距離は長くないものの、徐々にタイヤが温まるにつれてドライバーのアクセル開度は高まり、周回ごとに甲高いサウンドを轟かせていた。
なかには世界で32台しか生産されていないフェラーリ「FXX K Evo」も走行。日常では絶対に見ることのできない実車と美麗なエキゾーストノートに、ギャラリーから大きな歓声が沸いたのである。
新旧86も集った「中之島アニメBOX」も併催
期間中は、大阪市中央公会堂にて「中之島アニメBOX」も開催。屋外には「MFゴースト」のトヨタ86と「頭文字D」のハチロクが並べられたほか、展示室内では「進撃の巨人」の10周年特別展示が行われるなど、人気のポップカルチャーを垣間見ることができた。
屈指のビジネス街として知られる中之島に多くのスーパーカーが集結したことは異例である。さらに”超”が付くほどのレーシングカーを公道を走らせるという成果も然り。クルマ好きでなくても刺激的な2日間となったはずであり、官民一体となって実現させたのも大阪らしく、素晴らしい試みだったといえるだろう。
なお、2025年に開催される大阪・関西万博の機運醸成につなげるべく、今後も府内で各種イベントを予定。「大阪来てなキャンペーン」の概要や詳細はホームページでチェックしてほしい。